昔、土木工事の現場監督の仕事をしていたころ、現場事務所にときどき地回りヤクザがやってきた。
要は「(俺に)寄付をしろ」、「お札を買え」とタカリに来るわけである。
はっきり言うと恐喝になるので言わないが、暗に「でないと現場がマズイことになるぞ」と匂わせる。
これと同様な話をブログで見つけた。
ひょっとして、流行っているのかもしれない。
しんざきさんのブログ「不倒城」で「今思い返すと、あれはつまり詐欺師か何かだったのだろうか」という記事がそれだ。
しんざきさんが勤めている会社に「御社のホームページにセキュリティホールが存在します!」というおっさんが来たらしい。
話はネットワークのセキュリティから微妙に離れて、「セキュリティホールが!」の一点張り。
その根拠はホームページのアドレスにPingを打った反応を印刷したもの(笑)
載っていた数字は、ホームページが置いてあるサーバーがきちんと動作(反応)している事を示しているだけのもの。
もちろん正常な反応でセキュリティにはまったく関係がない。
これだけの物でセキュリティにまで話を持って行けたら、相当な噺家になれるだろう(笑)
しかし、まてよ、と考えた。
メールを書くのもままならない経営者がまだまだいる現状で、ひょっとしたら意外にこの手は有効なのかもしれない。
その意味で、警鐘を鳴らす意味もあって紹介しておきます。
ちなみに、このPingおっさんは、なんだか新手の地回りヤクザっぽい。
地回りは、その手の商売の中でも一番底辺らしく、地回りに来るような者は「そのときにホントにお金を持っていない状態」である事が多いそうだ。
前に事務所に一人の時、根負けして1万円払った事があるが、「領収書をくれ!」と言ったら、まったく読めない字で書かれた領収書を渡された。
彼らもに後ろに手が回るのは嫌らしく、同業者同士で「重ならないよう」に連絡は取っていたりするらしい。
よく考えると、探さないとめったにない現場事務所と違って、どこにでもある普通の会社をターゲットに出来るし、押しの強さだけで何らかのお金を引っ張れるかもしれない。
その意味では嫌な商売が出てきたなぁと思う。
要注意である。
2005年12月30日
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